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» 2019年03月27日 06時29分 公開

Apple、定額課金を成長の軸足に 競争一段と厳しく

米アップルが動画配信をはじめとする新たな定額制サービスに乗り出すのは、音楽配信などで軌道に乗った課金事業の収益を、さらに増強する狙いがある。売り上げの約6割を占めるスマートフォンの販売は頭打ちで、同社は課金事業を成長の軸足に据える構えだ。ただ、動画配信大手ネットフリックスなどとの厳しい競争も予想されている。

[産経新聞]
産経新聞

 米アップルが動画配信をはじめとする新たな定額制サービスに乗り出すのは、音楽配信などで軌道に乗った課金事業の収益を、さらに増強する狙いがある。売り上げの約6割を占めるスマートフォンの販売は頭打ちで、同社は課金事業を成長の軸足に据える構えだ。ただ、動画配信大手ネットフリックスなどとの厳しい競争も予想されている。

 「世界水準の豊富なサービスを提供していく」。アップルのクック最高経営責任者(CEO)は25日、米カリフォルニア州の本社でこう意欲を示した。

 音楽配信やアプリ販売が支える同社のサービス部門は、2018年10〜12月期の売り上げが前年同期比19%増えた。アップルの定額制サービスの利用者は3億人を超えた。一定額を払えば「使い放題」となるサービスを動画やニュース、ゲームに広げ、安定した収益源を築く考えだ。

 一方、動画配信ではネットフリックスやアマゾン・コムが先行。グーグルはインターネットを経由してスマホなどを利用しゲームができる新サービスを年内に始める。この日の米株式市場でアップルの株価は、競合相手に対抗できる料金体系などの具体策が示されなかったとして、前日終値に比べて下落した。(ワシントン 塩原永久)

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