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» 2019年04月01日 07時00分 公開

2時間で配達4件、報酬2500円……Uber Eats支える新たな労働スタイルに密着 (1/3)

食事宅配サービス「ウーバーイーツ」が国内で広まってきた。スマートフォンを操作するだけで飲食物が届く手軽さで支持を集めており、商品を提供する外食側も商機とみて契約店が急拡大する。宅配が今秋の消費増税時の軽減税率の適用対象であることも追い風に、今後も勢いが増しそうだ。

[産経新聞]
産経新聞

 米配車サービス大手ウーバーテクノロジーズが手がける食事宅配サービス「ウーバーイーツ」が国内で広まってきた。スマートフォンを操作するだけで飲食物が届く手軽さで支持を集めており、商品を提供する外食側も商機とみて契約店が急拡大する。宅配が今秋の消費増税時の軽減税率の適用対象であることも追い風に、今後も勢いが増しそうだ。好きな時間に働けるため、自由度の高い新たな労働スタイルとして注目を浴びている「配達パートナー(委託配達員)」に密着し、業務の実態や報酬などを探った。

photo 注文の品を受け取るため、店に到着した女性配達パートナー=東京都港区(佐藤徳昭撮影)

 3月28日の正午頃、麻布十番駅(東京都港区)の近くで、配達員の女性(34)がギア付きのマウンテンバイクにまたがり待機していた。仕事のときは自宅から来られて、かつ注文の入りやすいこのエリアで待つことが多いのだという。ダウンコートにジーパンというラフないで立ち。配達員に制服はなく、「Uber Eats」と大きく書かれた、箱のようなかばんが目印だ。

 「携帯の専用アプリを、受注ができる状態に設定すると、近くのお店に注文があった場合にアラームが鳴るんです」。スタンバイを済ますとアプリの画面に周辺の地図が表示された。

 5分経過。動きがないため30メートルほど場所を移すと、最初のアラームが鳴った。画面には300メートルほど離れたカレー店が表示された。

 受注ボタンを押し、自転車で快走する女性を、タクシーで追いかけた。2分ほどで店に到着。女性が「ウーバーイーツです」と店員に声をかけると、できたての1人分の商品が渡された。「倒れてこぼれたりしないよう、工夫してます」。かばんの中には、周りにアルミシートを詰めた小さな保温バッグがあり、商品が動かないようになっていた。

 すぐに注文者の元に向かう。グーグルマップに1.5キロほど離れた六本木のオフィスビルまでの経路図を表示させ、10分ほど移動。商品を渡した。料金はすでにネット上で決済されており、女性は金銭の授受に関与しなかった。配達終了をアプリを通じて報告すると、早速、報酬額が表示された。約600円だった。報酬は距離に応じた基本額に加え、天候、時間帯による増加分があるという。「割り増しの時間帯を狙って、効率よく収入を得ることを考えています」

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