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» 2019年04月02日 07時08分 公開

あのベストライセンスに商標出願され……名前でつまずいたみずほ「Jコイン」 地銀参加も乏しく (1/3)

乱立するスマートフォン決済。新興のIT企業が金融業界に攻め込む構図に、みずほフィナンシャルグループ(FG)はメガバンク初の2次元バーコード「QRコード」を使ったスマートフォン決済「Jコインペイ」で迎え撃つ。3月25日からは地方銀行21行での導入も始まった。同サービスは土壇場で名称変更を余儀なくされるなど波乱含みのスタートになった。「○○ペイ」が雨後の竹の子のように登場する中で、メガバンクが打ち出したスマホ決済も課題が山積している。

[産経新聞]
産経新聞

 乱立するスマートフォン決済。新興のIT企業が金融業界に攻め込む構図に、みずほフィナンシャルグループ(FG)はメガバンク初の2次元バーコード「QRコード」を使ったスマートフォン決済「Jコインペイ」で迎え撃つ。3月25日からは地方銀行21行での導入も始まった。同サービスは土壇場で名称変更を余儀なくされるなど波乱含みのスタートになった。「○○ペイ」が雨後の竹の子のように登場する中で、メガバンクが打ち出したスマホ決済も課題が山積している。

photo みずほファイナンシャルグループが提供するスマートフォン決済サービス「Jコインペイ」=2月20日、東京都千代田区(宮川浩和撮影)
photo メルペイによる決済のデモンストレーション=2月20日午後、東京・渋谷の渋谷ヒカリエ(酒巻俊介撮影)

他社が出願した名称

 みずほFGは3月からサービスを開始し、約60行の地方銀行などにも順次拡大。中国の電子商取引(EC)大手「支付宝(アリペイ)」とも連携しインバウンド(訪日外国人客)需要も取り込む考えだ。

 みずほFGが構想を打ち出したのは平成29年9月。その時点での名称は「Jコイン」だった。

 ところが30年5月に「J・CION」の商標が他社から出願された。出願したのは、大阪市のベストライセンス。同社はタレントのピコ太郎さんがヒットさせた流行語「PPAP」を商標出願したことでも知られる。

 同社は「A・COIN」から「Z・COIN」までと、すべてのアルファベットと「COIN」を組み合わせた商標を出願している。別の会社も30年9月に「J−COIN」という名称を出願していた。

 出遅れた格好となった、みずほFGは商標争いを避け「Jコインペイ」という名称にしたという。だが、名称は、サービスに込めた思いなどを如実に表すのも事実だ。

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