ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >
ニュース
» 2019年04月26日 07時12分 公開

「探査の扉開けた」 はやぶさ2、喜びに沸く管制室

「探査の大きな扉を開けた」「明らかな大成功」。小惑星「リュウグウ」で人工クレーターの作製に成功したことが25日、確認された探査機「はやぶさ2」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの関係者は口々に喜びを語った。

[産経新聞]
産経新聞

 「探査の大きな扉を開けた」「明らかな大成功」。小惑星「リュウグウ」で人工クレーターの作製に成功したことが25日、確認された探査機「はやぶさ2」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの関係者は口々に喜びを語った。

 はやぶさ2は同日昼ごろ、約1時間かけて地表を撮影。約3億キロ離れた相模原市にある管制室に画像が届き、以前はなかった地形のくぼみができていることを確認した。その瞬間、モニターの画面を見つめていたメンバーから大きな歓声が上がったという。

 チームの久保田孝JAXA教授は「はやぶさ2がリュウグウに足跡を残した。探査の大きな扉を開けた」と喜びを表現。荒川政彦神戸大教授は「この日を待ちわびていた。想像以上にはっきりした穴を確認でき、人生最高の一日だ」と話した。

 クレーターを作るため今月5日に発射した弾丸は目標地域のほぼ中心に命中しており、高い精度を物語る。画像には、弾丸の衝突で飛び散った岩石が降り積もった様子も写っていた。

 チームは今後、周辺の地形を詳しく分析。5月下旬にも付近に着地して物質を採取する。吉川真JAXA准教授は「これから科学のどんなことが分かるか、非常に楽しみだ」と話した。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.