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» 2019年05月17日 07時27分 公開

サンフランシスコが警察の「顔認証」利用禁止 賛否広がる (1/2)

サンフランシスコ市が警察や行政機関などで顔認証技術の利用を禁止する見通しとなった。米メディアによると、米都市で顔認証技術を禁止するのは初めて。市民のプライバシーを守るのが目的だが、犯罪捜査の妨げや、技術革新の後れにつながるとの反対論もあり、賛否が割れている。

[産経新聞]
産経新聞

 【ニューヨーク=上塚真由】米西部カリフォルニア州サンフランシスコ市が警察や行政機関などで顔認証技術の利用を禁止する見通しとなった。米メディアによると、米都市で顔認証技術を禁止するのは初めて。市民のプライバシーを守るのが目的だが、犯罪捜査の妨げや、技術革新の後れにつながるとの反対論もあり、賛否が割れている。

 サンフランシスコ市議会が14日に賛成8、反対1で禁止条例案を可決した。個人や企業は対象外となっており、連邦政府が管轄する国際空港や港についても適用されない。

 条例案は顔認証技術について、「市民の権利や自由を脅かすことの方が、技術から得られる利点よりも大きい」とし、「政府による継続的な監視から自由に生活する能力を脅かす」などと指摘した。条例案は来週、正式に承認され、6月にも施行される見通し。

 顔認証技術は監視カメラなどで撮影した映像を元に、人工知能(AI)で認識して人物を特定して犯罪捜査に役立てる仕組みだ。米メディアによると、すでに数十の地方警察が導入し、昨年6月に東部メリーランド州で起きた新聞社銃撃事件では容疑者の身元特定に活用された。

 一方、マサチューセッツ工科大(MIT)などの研究では、女性や肌の色の濃い人の判別が難しいとされるなど顔認証技術にはまだ問題があり、不当逮捕につながりかねないとの指摘が出ている。

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