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» 2019年05月21日 07時13分 公開

茨城ダッシュ、名古屋走り、伊予の早曲がり……危ない「ローカル交通ルール」、現地教習所に聞いた (2/2)

[ZAKZAK]
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 徳島県では、黄信号になると速度を上げて交差点に進入する「阿波の黄走り」と呼ばれる運転が多いという。徳島中央自動車教習所の中島祥継代表によると、黄色で止まろうとすると「追突されたり、クラクションを鳴らされる。横から追い越して右折する車もいる」という。中島氏は「自動車通勤も多いので、朝夕のラッシュなどで急ぐと交通ルールが飛んでしまうのではないか」と嘆く。

 このほか、兵庫県では、《交差点では先に入った車が優先》《スペースさえあれば割り込み可》などが、「播磨道交法」として報じられた。

 日本自動車連盟(JAF)の2016年のアンケートによると、ウインカーを出さずに車線変更や右左折する車が「とても(多いと)思う」と答えたのが53.2%と全国最多だったのが岡山県だ。JAF岡山支部の広報担当者は「歩道橋に『ウインカーを出しましょう』などと書かれている県はほかに見たことがない」。

 ローカルルールについて、名古屋大学未来社会創造機構の島崎敢(かん)特任准教授(交通心理学)は「右折がしにくいといった環境に問題があるのかもしれない。システムの対策が先決ではないか」と指摘する。

 実際に前出の愛媛自動車学校の西原氏は「交通量の多い交差点では矢印信号も設置され、(早曲がりが)少なくなった印象」と話している。

 島崎氏は「『社会から白い目でみられている』という感覚が醸成されれば、減ることも考えられる」と付け加えた。

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