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» 2019年06月03日 06時12分 公開

なぜ逆走、新交通システム事故 「ゆりかもめ」など全国の路線にもリスク? (1/2)

二重三重に安全対策が施されたはずの新交通システムで、なぜ逆走事故が起きたのか。何らかのシステム上のトラブルがあった可能性もあり、専門家は「人員輸送の安全の根幹に関わる」と重要視。全国各地の同種路線でもリスクをはらんでおり、徹底的な原因の究明が求められる。

[産経新聞]
産経新聞

 二重三重に安全対策が施されたはずの新交通システムで、なぜ逆走事故が起きたのか。何らかのシステム上のトラブルがあった可能性もあり、専門家は「人員輸送の安全の根幹に関わる」と重要視。全国各地の同種路線でもリスクをはらんでおり、徹底的な原因の究明が求められる。

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 新交通システムは、自動列車運転装置(ATO)で運行を制御。車両に搭載された装置が路線のデータを全て記憶し、駅側からの情報や自動列車制御装置(ATC)の信号などを基に速度を決めて走り、各駅で自動的に停車する仕組み。

 運営会社は、ATOと事故車両とのやり取りは正常だったとの記録が残っていると説明するが、「予期しないシステム上のトラブルがあった可能性もある」との見方を示すのは、関西大の安部誠治教授(交通政策論)。その場合は、同じシステムを使う他の路線にも影響が及ぶという。

 新交通システムは、「ゆりかもめ」や「日暮里・舎人(とねり)ライナー」(いずれも東京)など各地で導入が広がる。

 今回の事故で、運輸安全委員会が調査結果を出すには、1年程度かかるとみられるが、観光客や住民の通勤・通学の足として早期の運行再開も望まれる。

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