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» 2019年06月26日 06時41分 公開

はやぶさ2、7月11日に2回目の着地 世界初の地下物質採取へ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への2回目の着地を7月11日に行うと発表した。人工クレーターの付近に着地し、世界初となる小惑星の地下の物質採取に挑む。

[産経新聞]
産経新聞

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への2回目の着地を7月11日に行うと発表した。人工クレーターの付近に着地し、世界初となる小惑星の地下の物質採取に挑む。

photo 4月に実施したはやぶさ2による人工クレーターの探索

 4月に赤道付近に作製した人工クレーターの中心から北西に約20メートル離れた直径7メートルの場所に着地を目指す。クレーター作製の際に飛び散った地下の物質が推定約1センチ降り積もった場所で、機体が接触すると損傷の恐れがある大きな岩もなく、適地と判断した。

 7月10日に高度20キロから降下を開始。11日午前11時ごろに着地し、弾丸を発射して物質を採取する。

 地下の物質は太陽光などを浴びていないため、約46億年前の太陽系初期の状態を良好に保っている。地球に持ち帰り分析すれば、太陽系の惑星がどのような物質でできたかや、生命の材料の起源を解明するのに役立つと期待されており、探査のハイライトとして注目される。

 はやぶさ2は2月に1回目の着地に成功し、地表の物質を採取したとみられる。2回目の着地に失敗して機体が損傷すれば、1回目の物質すら持ち帰れない恐れがあるため、着地の可否を慎重に検討していた。

 責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは会見で「われわれには確かな技術力があり、挑戦しない選択肢はない。自信を持って進めたい」と話した。着地後はロボット投下などを行い来年末に地球に帰還する。

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