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» 2019年07月02日 06時45分 公開

Twitter裁判官の「訴追」先送りの理由は……  (1/3)

Twitterの投稿内容をめぐり最高裁から戒告処分を受けた岡口基一裁判官について、国会の裁判官訴追委員会は、25日に予定されていた本委員会の開催を見送った。関係者は「守秘義務があるはずの審議の内容がマスコミに漏れたことが理由の一つ」と明かす。

[産経新聞]
産経新聞

 ツイッターの投稿内容をめぐり最高裁から戒告処分を受けた岡口基一裁判官(53)=現仙台高裁=について、裁判官弾劾裁判所への訴追の可否を審議している国会の裁判官訴追委員会は、25日に予定されていた本委員会の開催を見送った。通常国会は翌26日に閉会したため、議決は秋の臨時国会以降に持ち越された。なぜ開催は見送られたのか。関係者は「守秘義務があるはずの審議の内容がマスコミに漏れたことが理由の一つ」と明かす。

photo 岡口基一裁判官(宮川浩和撮影)

非公開の審議内容が流出?

 岡口氏は東京高裁の裁判官だった昨年5月、高裁で判決があった犬の所有権をめぐる民事訴訟に関し、インターネットの記事を引用し「え? あなた? この犬を捨てたんでしょ?」と投稿。高裁が懲戒を申し立て、最高裁大法廷は分限裁判の結果、昨年10月に投稿が「裁判官の品位を辱める行為」にあたるとして戒告とする決定をした。これに対し岡口氏は「裁判官にも表現の自由はある」と批判している。

 岡口氏はそれ以前にも、自分の上半身裸の画像や、女子高校生が殺害された事件の刑事裁判について不適切な投稿をしたとして厳重注意を受けている。

 訴追の可否を審議する国会の訴追委は、衆参各10人の国会議員で構成される。裁判官弾劾法は、罷免の条件として「裁判官としての威信を著しく失うべき非行があったとき」などと規定する。訴追委が「非行がある」と認定すれば国会の裁判官弾劾裁判所へ訴追することができる。

 「非行」の事実があっても情状を考慮して訴追を見送れば「訴追猶予」、事実がないと認められれば「不訴追」になる。訴追と訴追猶予には衆参各7人以上が出席し、3分の2の賛成が必要だ。

 弾劾法は訴追委の議事を非公開とする。委員の発言や調査の経過、内容を外部に明かすことは禁じられおり、開催日も公表されていない。

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