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» 2019年07月03日 06時08分 公開

利息は体で……ネット上に潜む「ひととき融資」のわな (1/3)

「性行為ができて利息ももらえる。素晴らしい融資だ」。大阪府警に貸金業法違反(無登録営業)容疑などで逮捕された男はこう言い放ったという。男の手口は「ひととき融資」と呼ばれ、性的関係を見返りに、インターネットで知り合った女性らに金を貸し付けるというものだ。

[産経新聞]
産経新聞

 「性行為ができて利息ももらえる。素晴らしい融資だ」。大阪府警に貸金業法違反(無登録営業)容疑などで逮捕された男はこう言い放ったという。男の手口は「ひととき融資」と呼ばれ、性的関係を見返りに、インターネットで知り合った女性らに金を貸し付けるというものだ。ひととき融資をはじめ個人間の融資は近年になって急増。厳格な審査のない手軽さなどが背景にあるとみられるが、警察は「ヤミ金の新たな手口」と警戒感を強めている。

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16人分の借用書

 府警八尾署などに逮捕されたのは、大阪府千早赤阪村職員の男(36)。逮捕容疑は無登録で貸金業を営んだほか、法定を上回る金利を受け取っていたなどとされるものだが、特異なのは男の融資条件だった。

 同署によると、男は平成24年ごろから、ネットで見つけた「個人間融資」を募る掲示板などで、融資を求める書き込みをしている女性を物色。融資が決まるとホテルで会い、現金を手渡していた。

 その際、利息や返済期間を記した借用書も作っていたが、そこには書かれていない「性的な関係を持つ」という条件も口頭で約束。融資や返済のたびに関係を求め、女性が拒めば、利息を5千円上乗せしていたという。

 男の自宅からは、16人分の女性名義の借用書が見つかった。同署の捜査では融資相手は10代〜40代。多くて1人あたり十数万円を貸し、月に1〜2回は会っていたとみられる。

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