コンビニ大手のセブン−イレブンで使用できるスマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」を不正使用し、電子たばこを購入しようとしたとして詐欺未遂容疑で、中国人の男2人が逮捕された事件で、2人はいずれも中国で普及している通信アプリ「微信(ウェイシン)」を通じて犯行の指示を受けていたことが5日、警視庁新宿署への取材で分かった。同署は、国際的な犯罪組織が関与した可能性もあるとみて、実態解明を進める。
逮捕されたのは、いずれも中国籍の男で住所、職業不詳のジャン・ション容疑者(22)とワン・ユンフェイ容疑者(25)。調べに対し、ジャン容疑者は容疑を認め、ワン容疑者は「詐欺には加担していない」と否認している。
逮捕容疑は3日、東京都新宿区内のセブン−イレブンの店舗で、都内在住の40代男性のIDとパスワードを不正使用し、電子たばこのカートリッジ40カートン(計20万円相当)をセブンペイで決済し、購入しようとしたとしている。
同署によると、両容疑者に面識はなく、事件当日に初めて会ったという。両容疑者はウェイボーを通じて、共通の指示役から犯行を依頼されていた。
ジャン容疑者は指示役からIDとパスワードを伝えられ、「1カートンにつき、報酬は300円」などと説明された上、電子たばこを購入するよう指示されたと供述。ワン容疑者は、自動車の運転役だったとみられる。
ジャン容疑者は、男性になりすまして、男性が登録していたクレジットカードから約20万円分を入金。決済したものの、「量が多いので預かってほしい」と申し出て退店した。男性がセブンペイの使用履歴に気付き、店舗に連絡したことで発覚。両容疑者が再度店を訪れた際に、駆けつけた警察官が取り押さえた。
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