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» 2019年07月08日 05時49分 公開

7Pay、2段階認証知らず社長しどろもどろ 縦割り、セブン銀とも交流なし (1/2)

「7pay」が、深刻な不正利用により、サービス開始からわずか4日目で新規利用者登録の停止に追い込まれた。コンビニエンスストア各社は「顧客の囲い込みと事業拡大につながる切り札になり得る」とスマホ決済に期待していた。だが、最大手によるずさんなセキュリティー対策が冷や水を浴びせた。

[産経新聞]
産経新聞

 セブン−イレブンの導入したスマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」が、深刻な不正利用により、サービス開始からわずか4日目で新規利用者登録の停止に追い込まれた。コンビニエンスストア各社は「顧客の囲い込みと事業拡大につながる切り札になり得る」とスマホ決済に期待していた。だが、最大手によるずさんなセキュリティー対策が冷や水を浴びせた。

 「私自身は認識していない」

 セブンペイを運営するセブン・ペイの小林強社長は、東京都内で4日に開いた緊急記者会見で「2段階認証」についての質問にしどろもどろとなった。スマホ決済で一般化している安全対策を、トップが把握していない実態を露呈した。

 セブン−イレブン・ジャパン、セブン・ペイの親会社であるセブン&アイ・ホールディングスは、傘下にセブン銀行も展開する。だが、関係者は「セブン銀はセブン−イレブンとは独立した組織なので、現場の情報交流はほとんどない」と、グループの“縦割り”を指摘する。

 対応も後手に回った。2日に顧客から問い合わせを受けながら、3日に社内調査で不正利用を把握し、クレジットカードなどからの現金チャージ(入金)を一時停止。新規登録を停止したのは4日午後6時過ぎだった。ただ、セブンペイの取引は「既に入金した人の利便性」を理由に続いており、不正が今後も出ないとは言い切れない。

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