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» 2019年07月09日 06時14分 公開

Twitterに「パキパキの氷や自転車あります!」 ネット取引で覚醒剤浸透  (1/3)

東京・霞が関のキャリア官僚が覚せい剤取締法違反容疑などで相次ぎ逮捕、起訴された。仕事のストレス解消などで使ったとされ、いずれもインターネットを通じて違法薬物を入手していた。密売人が売買を持ちかけるネット上のツールは従来の匿名掲示板だけでなく、Twitterなど身近なSNSにも拡大している。

[産経新聞]
産経新聞

 東京・霞が関のキャリア官僚が覚せい剤取締法違反容疑などで相次ぎ逮捕、起訴された。仕事のストレス解消などで使ったとされ、いずれもインターネットを通じて違法薬物を入手していた。密売人が売買を持ちかけるネット上のツールは従来の匿名掲示板だけでなく、ツイッターなど身近な会員制交流サイト(SNS)にも拡大。犯罪組織と無縁だった一般社会の層でも違法薬物が容易に入手できる状況にあり、当局が警戒を強めている。

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情報収集

 「打ってみるとすっきりする感覚があったので、はまってしまった」。4月に警視庁に逮捕された経済産業省の元キャリア官僚、西田哲也被告(28)=覚せい剤取締法違反などの罪で起訴、懲戒免職=は当時の調べにこう話し、覚醒剤に魅了された経緯を説明したとされる。

 東大卒業後の平成25年に入省して資源エネルギー庁に配属され、東日本大震災後に注目を浴びた新エネルギー政策を担当した。「激務だった」。2年後に本省の自動車課に異動し、「この仕事、本当に好きでやっているのか」と悩むようになった。病院で向精神薬を処方されたが、もっと強い薬を求めた。

 インターネットで情報収集し、今年2月、東京・池袋の路上で密売人と接触。このとき初めて覚醒剤を買ったとされる。この覚醒剤を使い切った4月からは、ネットの匿名掲示板で見つけた別の密売人と連絡をとるようになった。

 価格は1グラム3万円。購入回数が3、4回に及ぶと、「値段が高いので頻繁に買えない」と考えるようになった。匿名掲示板で1グラム1万円程度で売る米国の密売人を見つけ、国際郵便で約20グラムを密輸入した。

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