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» 2019年07月18日 06時11分 公開

ネット投票の足音(上):世界に先駆けネット投票実現 「紙よりもデジタルを信じる」エストニア (3/3)

[産経新聞]
産経新聞
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 エストニアのネット投票に必要なIDカードは、国民のほぼ全員が所持。カード1枚でバスに乗れたり、会社登記や納税などの行政手続きも済ませられたりする。対して日本でのマイナンバーカード普及率は今年4月時点で13.0%。「旧社会主義国では身分証の所持は当たり前。人口約132万人の『実験国家』との側面もあった」(湯浅氏)。

 ネット投票のリスクはゼロではない。しかし、なりすましや買収などのリスクは「紙」の投票にもある。湯浅氏は訴える。「半数近くの人が投票に行かないという現実に、誰しもが目をつぶっている。熱心な支持者や動員された人だけが行く選挙は、本当に選挙といえるのか」

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 第25回参院選で、候補者が舌戦を続けるなか、投票に行きたいと思える空気は醸成されているのだろうか。投票は民主主義の根幹だ。多くの国民が当たり前にネットに接する今、浮上した「ネット投票」。現状と可能性を考えた。

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