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» 2019年07月26日 06時10分 公開

着地点「うちでのこづち」と命名  はやぶさ2、多くの成果期待

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が11日に小惑星「リュウグウ」に着地した場所を「うちでのこづち」と命名したと発表した。目標地点との誤差はわずか60センチで、2月に実施した1回目の1メートルより大幅に少ないピンポイント着地だった。

[産経新聞]
産経新聞

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が11日に小惑星「リュウグウ」に着地した場所を「うちでのこづち」と命名したと発表した。目標地点との誤差はわずか60センチで、2月に実施した1回目の1メートルより大幅に少ないピンポイント着地だった。

 着地したのは、4月に人工クレーターを作製した際に掘り出された地下の物質が飛散している場所。「採取した物質から科学的な成果がたくさん生まれることを期待」(吉川真准教授)して、日本の昔話に登場する道具で、宝物が次々と出てくる打ち出の小づちにちなんで名付けた。

 着地点の誤差は直径7メートルの目標範囲に十分に収まるものだった。1回目の着地より精度が向上した要因について、機体の制御を担当した照井冬人ファンクションマネージャは「手順をシンプルにし、姿勢制御の誤差が生じにくい工夫をしたことが効いた」と話した。

 JAXAは着地直前の高度8メートルで撮影した地表の画像も公開。2枚の画像を組み合わせたもので、人工クレーターと着地点付近が写っている。

 はやぶさ2は現在、地表を観測するため高度約5キロまで降下中。今後は小型ロボットの投下などを行い年末にリュウグウを出発し、来年末に帰還する。

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