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» 2019年08月19日 07時02分 公開

スパコン「京」運用に幕 後継機「富岳」設置へ

理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)が16日、運用を停止し、大学などの研究者や企業による利用を終えた。コンピューターの動作に関する記録を取ったり、データをバックアップしたりした後、30日に電源を落とす。

[産経新聞]
産経新聞

 理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)が16日、運用を停止し、大学などの研究者や企業による利用を終えた。コンピューターの動作に関する記録を取ったり、データをバックアップしたりした後、30日に電源を落とす。

photo スーパーコンピューター「京」の筐体(魚眼レンズ使用)=神戸市中央区(甘利慈撮影)

 京は平成23年に計算速度の世界ランキングで1位となり、翌年に本格稼働。約7年間で、生命科学や防災、ものづくりなど幅広い分野で研究成果を生んだ。最後の姿を見ようと、夏休みに入ってからは昨年の2倍の見学申し込みがあり、高校生などが多く訪れた。

 京は撤去、廃棄される。跡地には後継機の「富岳(ふがく)」を設置し、令和3年にも運用を始める。

 富岳の計算性能は京の約100倍。京が得意としたシミュレーション(模擬実験)のほか、ビッグデータや人工知能(AI)など、重要性を増す分野での活用が期待される。

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