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» 2019年09月09日 06時58分 公開

楽天携帯、出だしでつまずく 見通し甘く (1/2)

楽天の携帯電話事業が出だしからつまずいた。基地局整備や通信の安定性の確認が計画通りに進まず、事業に対する見通しの甘さが浮き彫りになった。当初の公約を果たせず、本格的なサービス開始が遅ければ来春まで後ずれすることで、通信インフラを担う企業としての信頼を失いかねず、厳しい船出となりそうだ。

[産経新聞]
産経新聞

 楽天の携帯電話事業が出だしからつまずいた。基地局整備や通信の安定性の確認が計画通りに進まず、事業に対する見通しの甘さが浮き彫りになった。当初の公約を果たせず、本格的なサービス開始が遅ければ来春まで後ずれすることで、通信インフラを担う企業としての信頼を失いかねず、厳しい船出となりそうだ。

photo 楽天の携帯事業記者発表会で、独自開発のスマートフォンを発表する三木谷浩史会長兼社長=6日、東京都世田谷区(早坂洋祐撮影)   

 三木谷浩史会長兼社長は携帯電話の「民主化」を強調してきた。新規参入事業者としての技術優位を生かし、高速・大容量、低遅延のサービスを圧倒的な安さで提供して大手3社の寡占市場に風穴を開ける−。これを「携帯業界のアポロ計画」と称し、6日の会見でも「ネットワークに革命を起こす」と豪語した。

 だが、蓋を開けてみれば、10月に始まるのはかなり限定的なサービスだ。一報を聞いた総務省関係者は「実証実験なのでは」と思わずつぶやいたほどだ。利用者の期待も高かっただけに肩すかし感は否めない。

 楽天の計画はもともと通信業界では懐疑的にみられていた。ゼロから事業をスタートするには、基地局を数万単位で設けなければならず、本来であれば、インフラ整備にどうしても巨額の投資や時間が必要であることが明らかだからだ。

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