ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ニュース
» 2019年09月17日 06時30分 公開

ZOZO身売り会見で分かった「前澤不要論」と「手切れ金」 これまでの経営とは真逆に……新社長が明言 (1/2)

ヤフーがZOZOの買収を発表した12日、記者会見で明かされたのは、同日付でZOZO社長を退任した前澤友作氏(43)の「不要論」だった。保有株を金融機関の担保に入れていた創業者の前澤氏にとって、ヤフーへの身売りで手に入る約2400億円は巨額な“手切れ金”となった。

[ZAKZAK]
ZAKZAK

 ソフトバンク傘下のヤフーが、インターネット衣料通販大手ZOZO(ゾゾ)の買収を発表した12日、記者会見で明かされたのは、同日付でゾゾ社長を退任した前澤友作氏(43)の「不要論」だった。保有株を金融機関の担保に入れていた創業者の前澤氏にとって、ヤフーへの身売りで手に入る約2400億円は巨額な“手切れ金”となった。

photo 社員への思いを語るときには涙を浮かべた前澤氏だが、ゾゾにはもはや不要な存在だったのか=12日、都内のホテル

 「今後のゾゾはトップダウンから、社員一人一人の力を生かす経営に移行する」

 この日、ゾゾの新社長に就任した沢田宏太郎氏(48)は、これまでの経営とは真逆に向かうことを前澤氏の面前ではっきりと述べた。

 前澤氏自身もワンマン経営だったことを認め、「ボクの経営手法は感性に基づいていた。時には読み違えたりし、失敗を犯したり、反省している」と振り返った。

 ゾゾはこれまで、体形やサイズを計測する「ゾゾスーツ」や、会員割引サービスなど、常に時代の一歩先を歩んできたが、アイデアに技術が追いつかなかったり、顧客や出店ブランドからの理解が得られなかったりして、批判にさらされることも少なくなかった。

 今回の退任劇に、アパレル関係者からは「ゾゾは以前は出品する商品の写真を独自に撮影したり、問題があってもフォローをしてくれていた。いつの間にかフォーマット化されるなど、前澤氏に経営者としての情熱を感じなくなった」と冷ややかな声もある。

 ヤフーによる株式公開買い付け(TOB)により、ゾゾ株の保有比率が約36%から約6%になる前澤氏だが、将来的に全株売却を目指すという。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.