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» 2019年09月20日 07時17分 公開

「こち亀」作者・秋本治さん、「VTuberが大好き」「両さんがVTuberになったら面白い」 (1/4)

原稿の〆切厳守、時には徹夜も当たり前−。激務のイメージが強い漫画業界にあって、40年間一度も原稿を落とさなかったのが、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』の作者、秋本治さん(66)だ。自身初のビジネス書『秋本治の仕事術 「こち亀」作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』(集英社)を刊行した秋本さんに、働き方の極意や「こち亀」への思いを尋ねた。

[産経新聞]
産経新聞

 原稿の〆切厳守、時には徹夜も当たり前−。激務のイメージが強い漫画業界にあって、40年間一度も原稿を落とさなかったのが、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』の作者、秋本治さん(66)だ。自身初のビジネス書『秋本治の仕事術 「こち亀」作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』(集英社)を刊行した秋本さんに、働き方の極意や「こち亀」への思いを尋ねた。(文化部 本間英士)

photo 「『こち亀』の連載が終わってから、ずっと夏休みが続いている感覚。漫画を描くことは本当に楽しいですよ」と語る漫画家の秋本治さん(松本健吾撮影)

仕事の「金言」宝庫

 「(3年前に)『こち亀』の連載が終わった後、『どういう風に仕事してるんですか?』と聞かれることが多くて。この本は、その質問への僕の答えです」

 同書は6章構成。限られた時間をうまくやりくりする「時間術」や、『こち亀』の多種多様なネタを思いついた「発想術」などが分かりやすい言葉でつづられている。

 〈どうしても面白いアイデアが出ないときは、悩む前にすっぱりと諦めます〉

 〈正確性は置いておき、とりあえず叩(たた)き台をつくることが肝要〉

 〈小さなイライラの芽は早期発見して自分でとっとと処理〉

 〈最短で成功をつかむためには回り道を厭(いと)わないこと。(中略)人を選ばず、なるべく広く交流を持つこと〉

 秋本さんの「仕事術」に奇策はない。漫画だけではなく、仕事全般に通用する金言の宝庫だ。

休むのはもったいない

 型破りの警察官・両津勘吉(両さん)が織りなすドタバタの日々を描いた『こち亀』は、秋本さんのデビュー作だ。昭和51年から40年にわたり、週刊少年ジャンプの顔であり続けた。

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