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» 2019年10月18日 15時45分 公開

パナソニックが自動運転車の乗り合いサービス、本社内でスタート システム外販へ

パナソニックは17日、大阪府門真市の本社構内で、社員が利用する自動運転車の乗り合いサービスを始めたと発表した。約1万4千人が勤務する構内を周回させ、社員の移動負担を減らして生産性を上げる。

[産経新聞]
産経新聞

 パナソニックは17日、大阪府門真市の本社構内で、社員が利用する自動運転車の乗り合いサービスを始めたと発表した。約1万4千人が勤務する構内を周回させ、社員の移動負担を減らして生産性を上げる。サービスのノウハウを蓄積し、令和3年までに他の企業や大学、商業施設などへシステムの外販を目指す。

photo パナソニックの本社構内で始まった自動運転車の乗り合いサービス=17日午後、大阪府門真市

 社員が専用アプリで予約すると、最大4台の中から乗車可能な車両が構内4カ所の乗降ステーションに到着し、1周2.4キロのルートをたどって別のステーションへ時速10キロ程度で自動走行する。

 車両は外部から購入して改造した小型のカートを使用。当面は保安員を同乗させるが、年度内には無人で運行させる計画だ。平日午前9時20分〜午後4時半に運行する。

 同社はこのサービスに向けて、ディープラーニング(深層学習)技術を活用した自動走行システムを開発。テレビ会議に使われている通信技術を応用するなどし、車両の遠隔監視や遠隔制御も可能にした。

 同社は2025(令和7)年開催の大阪・関西万博をはじめ、国内で誘致が進む統合型リゾート施設(IR)などにもサービスを提供したい考え。モビリティ事業戦略室の担当者は「あくまで車両ではなく、運行管理システムの外販を目指す。今回のサービスで運用コストの低減を図り、早期の実用化につなげたい」としている。

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