ITmedia NEWS > AI+ >
ニュース
» 2019年10月28日 07時00分 公開

大阪の高校生「海洋ゴミ回収ロボ」で世界大会へ

追手門学院大手前高校(大阪市中央区)の生徒が、海に浮かぶごみだけを取り除く「海洋ゴミ回収ロボット」を開発した。8月に兵庫県西宮市で開かれたコンテストの国内大会で最優秀賞を獲得し、11月には世界大会に出場する。

[産経新聞]
産経新聞

 追手門学院大手前高校(大阪市中央区)の生徒が、海に浮かぶごみだけを取り除く「海洋ゴミ回収ロボット」を開発した。8月に兵庫県西宮市で開かれたコンテストの国内大会で最優秀賞を獲得し、11月には世界大会に出場する。リーダーで2年の辰巳瑛(あきら)さん(16)は「システムには自信があり、環境汚染対策への必要性を世界の人たちに提案したい」と話す。

photo 開発した「海洋ゴミ回収ロボット」の性能などをチェックする生徒ら=大阪市中央区

 生徒らは、大阪市で6月に開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で、廃棄プラスチックの海洋流出ゼロを目標とする「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の合意を受け、海洋汚染解決に向けたロボットづくりに着手。同校の研究室でプログラム作成などに取り組んだ。

 ロボットはドーム形(直径約40センチ、重さ約3キロ)で、辰巳さんらロボットサイエンス部のチーム(1、2年生4人)がオリジナルロボットが作れる部品が入ったキットなどを使って製作した。

 回転しながら海上に浮かぶ物体をカメラで撮影し、その画像データをサーバーに送信。あらかじめ学習させたデータ(現在約1万件を保存)からごみか生物かを判別した後、ごみの種別を認識して回収するシステムだ。プログラム担当の2年、小林直樹さん(16)は「データはいくらでも蓄積できるので将来、実用化につながればうれしい」と自信をみせる。

 世界大会「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」は11月8〜10日にハンガリーで開催。チームが出場するシニア部門には約50カ国(約100チーム)が参加予定だ。

 本番を控え、英語でのプレゼンの練習などに励んでおり、デザイン担当の1年、倉冨星衣(せい)さん(16)は「世界の人に最高のロボットの素晴らしさをしっかり伝えたい」と話した。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.