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» 2019年11月01日 18時50分 公開

データ分析で新風巻き起こせるか 日本の卓球をデータで強化 (1/2)

卓球Tリーグで活躍する女子チーム「日本ペイントマレッツ」は、五輪の日本代表チームに分析スタッフとして同行した池袋晴彦氏をコーチとして招き、データ分析を活用してチームを強化しようとしている。

[産経新聞]
産経新聞

 2季目を迎えたTリーグで、独自の「ID卓球」に取り組んでいるチームがある。大阪に本拠を置く女子の「日本ペイントマレッツ」だ。2016年リオデジャネイロ五輪の日本代表に分析スタッフとして帯同し、男子団体銀メダルと、水谷隼(じゅん、30)の男子シングルス銅に貢献した池袋晴彦氏(36)をコーチとして招聘(しょうへい)。サーブやレシーブの回転、コースなどの統計を取り、対戦相手の傾向も洗い出している。「データ分析が進んでいない」(池袋コーチ)という日本の卓球界に新風を巻き起こせるか、注目される。

photo データ分析を担う池袋晴彦コーチ(左)。約1時間の試合なら全プレーを約2時間かけて手入力する=大阪市北区(岡野祐己撮影)

プレーに“付箋”

 筑波大大学院人間総合科学研究科で、映像で見た得失点の統計値と選手が主観的に捉える印象との違いなどを専攻した池袋コーチは、自身の分析法を「プレーの種類ごとに付箋を貼っていくイメージ」と説明する。試合の映像を分析用のソフトに取り込み、1プレーずつPC画面に手入力する。

 例えば、サーブなら、どの位置から出したか。回転は横回転、下回転、逆横回転の3種類。コースは卓球台の相手エリアを8分割し、どこにボールが着地したかに分ける。

photo 分析するプレーの項目

 レシーブは下回転をかけて返すツッツキ、強烈な横回転のバックハンドのチキータなど9項目。失点はネットイン、台を越えるオーバーなど。トータルの項目数は35にのぼる。組み合わせにより、各選手のプレーの特徴も見えてくる。

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