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» 2019年12月09日 07時00分 公開

NTTドコモ、店舗運営システム開発に出資 「d払い」のサービス拡充目指す

NTTドコモは、ショーケース・ギグと資本業務提携し、「d払い」のサービス拡充を狙い、来店前に注文と決済ができる仕組みを導入する。

[産経新聞]
産経新聞

 NTTドコモは5日、スマートフォンを使った注文・決済などの店舗運営システムを開発するショーケース・ギグ(東京都港区)と資本業務提携したと発表した。ドコモが10億円出資する。来店前に注文と決済を済ますことができる仕組みを導入し、ドコモのスマホ決済「d払い」のサービスを拡充させる狙いがある。

 提携サービスの第1弾として、来春に牛丼チェーンの吉野家で利用できるようにする。スマホのアプリ上で持ち帰り品の注文と決済を事前に済まし、指定した時間に来店すれば商品を受け取ることができ、待ち時間などの手間が省ける。

 今後はコンビニエンスストアやスーパーなどの小売店に導入するほか、スポーツ施設で観客席から飲み物や食べ物を注文するサービスにも採用を働き掛ける。

 両社は加盟店の開拓でも協力し、2020年度中に1万店舗での導入を目指す。ショーケース・ギグの店舗運営システムは「餃子の王将」などで利用されており、そうした店舗へのd払いの導入も円滑になる。

 スマホ決済は、店舗に設置されたQRコードを読み取ったり、スマホに表示したバーコードをレジで読み取らせたりして、支払いを済ませる。各社は、単なる決済アプリにとどまらず、生活に必要なあらゆるサービスを1つのアプリで提供する「スーパーアプリ」化を目指している。

 加盟店は、アプリ内に自社サービスの窓口となる「ミニアプリ」を設ける。顧客の購買データを利用しやすくなるほか、個人にあわせた広告やクーポン券を表示できるなどの利点がある。

 スマホ決済は大型の還元施策で利用者を拡大してきたが、加盟店舗とのサービス連携がさらなる普及に向けた次の課題となっている。

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