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» 2019年12月10日 07時00分 公開

LINEで注文から決済まで完結するクラフトビール専門店 キリンが次世代型飲食店舗を展開

 キリンホールディングスは、LINEで注文から決済までを済ませるシステムを導入した飲食店舗の展開を始める。若者をターゲットにしたクラフトビール専門店で導入し、オーダーを自動化。接客の質を上げる狙いがある。

[産経新聞]
産経新聞

 キリンホールディングス(HD)は9日、客のスマートフォンで注文から決済までを済ませる「セルフオーダー&ペイ」を導入した次世代型飲食店舗の展開を11日から始めると発表した。若年層を中心にさまざまな味わいが楽しめるクラフトビールへの人気が高まる中、20代の若者をターゲットにした直営クラフトビール専門店で導入する。デジタル技術の活用で、客の動向把握と店舗運営の効率化を図る。

photo キリンシティのクラフトビール専門店「クラフトマルシェ恵比寿店」はスマートフォンを使って客が注文と決済を行う「セルフオーダー&ペイ」を導入する=9日、東京都渋谷区(日野稚子撮影)

 キリングループで飲食店運営を手がけるキリンシティ(東京都中野区)の新業態、クラフトビール専門店「クラフトマルシェ恵比寿店」(東京都渋谷区)では、来店客が卓上のQRコードをスマホで読み込み、LINE(ライン)アプリで同店のアカウントと連携して注文する仕組みだ。支払いもLINE Payで済ますことができるが、現金やクレジットカードでの店頭払いも対応する。

 同店ではクラフトビールを常時12〜16種類を取り扱うが、客が自分でオーダーするセルフ方式の導入で、客は注文のたびに従業員を呼ぶ必要がない。従業員も注文を受ける作業がなくなる分、接客対応を向上することができるという。

 スマホ注文・決済システムを手がけるOkage(オカゲ、東京都中央区)とキリンシティ、キリンHDの3社が連携してシステムを構築した。キリンHDデジタルマーケティング部の合原康成主幹は「店舗で快適な飲食体験を提供できるほか、(キリンビールが注力する)クラフトビールの飲用者動向を知ることも、誘客マーケティングもできる」と話す。キリンビールの顧客である飲食店に対し、接客のデジタル化に関する情報提供も視野に入れる。

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