ITmedia NEWS > AI+ >
ニュース
» 2020年01月07日 07時00分 公開

AI活用で観光客をおもてなし 東京五輪の今と昔 (1/2)

2020年の東京五輪、パラリンピックでは、AIを搭載したロボットや翻訳機などが警備や案内に活用される見込みだ。1964年の東京大会では人海戦術に頼っていた観光客への対応が、技術の活用で大きく変化しようとしている。

[産経新聞]
産経新聞

 「巡回警備中です」「patrolling」

 2019年11月下旬、羽田空港第1ターミナル(東京都大田区)で、警備ロボットが日本語と英語で交互にアナウンスしながら館内を巡回していた。

photo

 20年東京五輪・パラリンピックを念頭に置いた実証実験。警備ロボットは内蔵のセンサーで利用客をよけながら走り、ごみ箱の前で停止。金属探知機などが搭載されたアームが伸びてライトが点滅する。駆け付けた係員がごみ箱から不審な袋を見つけた……。

 1964年の前回東京五輪では、警察当局のほか民間警備会社から約100人を選手村の警備要員として動員するなど、多くの人数で、厳しい警備体制を敷いたが、あれから50年。“人海戦術”だけに頼る時代は終わり、AI(人工知能)を利用した最新技術が五輪を守る。

 警備だけではない。音声情報をスマートフォン端末に文字や絵で表示する新技術「SoundUD」の活用が検討されている。アプリをダウンロードすると、競技施設の案内や災害情報などが6カ国語に翻訳され、文字情報として提供される仕組みだ。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.