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» 2020年01月07日 07時00分 公開

別の客にタダ乗りされる!? タクシー配車アプリの思わぬ“落とし穴”

スマートフォンでタクシーを呼び、決済もできる「配車アプリ」をめぐるトラブルがネット上で話題となっている。自分で呼んだタクシーが別の客を乗せて行ってしまうケースや、客の多重予約や無断キャンセルでタクシーが社が迷惑するケースもあり、注意と配慮が必要だ。

[ZAKZAK]
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 忘年会や新年会でタクシーの利用が増えるこの季節、スマートフォンでタクシーを呼び、決済までできる「配車アプリ」をめぐるトラブルがネット上で話題となっている。自分で呼んだタクシーが別の客に“無賃乗車”されてしまうほか、逆に客の多重予約や無断キャンセルでタクシー会社が迷惑するケースもあるという。

photo 各社が展開するタクシー配車アプリ

 「タクシーアプリでタクシー呼んで寒い中ずっと待ってたのに、そのタクシー全然違うカップル乗せてホテル行ったんだけど──」

 このツイートによると、投稿者は配車アプリを利用してタクシーを予約したにもかかわらず、そのタクシーが別の客を乗せ、運賃がクレジットカードで決済されてしまったと主張する。

 配車アプリは、GPS(衛星利用測位システム)機能でユーザーの正確な乗車位置と降車位置を事前に伝え、タクシー会社に電話することなく予約可能となる仕組みで、全国で利用可能な地域が急増している。おおよその到着時間も表示されるほか、運賃も自動的に計算される。

 目的地・行き先を事前に伝えた上で、別の利用者を乗車させてしまうことはあるのか。

 中国の配車アプリ大手とソフトバンクの合弁企業、「DiDi(ディディ)」の広報担当者は「数としては多くないが起こりうる。ドライバーによる名前や行き先の確認が不十分だった可能性があり、今後さらに対応を強化していきたい」と回答した。

photo 配車アプリ「DiDi」の画面

 乗車したかどうかはアプリの位置情報で確認できるため、いったん運賃が決済されても24時間対応のカスタマーセンターに連絡すれば返金されるという。

 日本交通系の「ジャパンタクシー」も乗せ間違いの発生は起こりうるとした上で、乗務員による名前や待ち合わせ番号の確認を行っているという。支払いの取り消しも行っている。

 ディー・エヌ・エー系「MOV(モブ)」の広報担当者は「乗車した際に『乗車中』という画面が出るが、乗車していなければキャンセルできる」と話す。

 ユーザーの利用方法が問題になることも。複数のアプリで配車を予約し、最も早く到着したタクシーに乗車したり、流しのタクシーに乗ってしまう例が発生しているのだ。予約を受けて現地に向かったタクシーは無駄足になる。

 東京ハイヤー・タクシー協会は「電車が計画運休する時期に特に多いが、混乱を招く恐れもあるので、スムーズな配車にご協力をお願いしたい」と話す。

 トラブルにならぬよう正しく利用することを心掛けたい。

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