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» 2020年01月16日 07時00分 公開

被告にGPS付ければ保釈中も安心? 「装着させても一定期間逃げることは可能」 (1/2)

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告のレバノン逃亡を受け、保釈中の被告にGPSを装着させようという議論が急浮上しているが、専門家は付ければ安心というわけではないと指摘する。

[ZAKZAK]
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 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)のレバノンへの逃亡をはじめ、保釈中の被告が逃げ出す事案が相次いでいることを受けて、全地球測位システム(GPS)装着の議論が急浮上している。ただ、「付けたら安心」というわけでもないのが実態だと専門家は指摘する。

photo スマホの地図アプリにも利用されているGPS

 ゴーン被告を巡っては、弁護団が保釈の条件としてGPSの装着を申し出たが、裁判所は条件に含めず、結果的にノーマークのまま国外に逃げられた。

 森雅子法相は、保釈中の被告に対するGPS装着を「議題の一つ」として、「現在検討中の議論を加速させたい」と発言した。

 カナダで保釈中の中国・華為技術(ファーウェイ)副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟被告は、足首にGPSを装着している様子が激写されている。

 日本にも持ち上がるGPS活用の議論について、ITジャーナリストの三上洋氏は「GPS機能を被告に装着させても一定期間逃げることは可能だ。そのため、監視側がデータを得られないときにどのような対策をできるのかという議論の方が大切だ」と指摘する。

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