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» 2020年01月21日 07時00分 公開

今必要なスキルは“ネットの情報を見極める力” 国際学力調査で見えた課題 (1/2)

2018年に行われたOECDの国際学力到達度調査における日本の「読解力低下」が一部で波紋を広げている。川村学園女子大の田中孝一教授は、読解力を伸ばすにはネットの情報を見極めるための教育が必要だと指摘する。

[産経新聞]
産経新聞

 2018年に行われた経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA=ピザ)における「読解力低下」が波紋を広げている。元高校教諭で文部科学省初等中等教育局主任視学官などを歴任し、今回の調査結果の分析も手掛けた川村学園女子大の田中孝一教授は、読解力を伸ばすには「情報を見極める学び」が必要だと指摘する。

 「18年調査で問われたのは、PCなどの機器を介して、必要な情報を探し出し、その信頼性を吟味しながら読む力。この意味で日本の15歳の『読解力』が低かったのは事実」。田中教授は今回の結果について、こう見る。

 PISA調査では、読解力(ReadingLiteracy)を「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発展させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと」と定義。田中教授は「PISA型読解力は、物語の登場人物の心情を読み取る、といった日本の国語教育で伝統的に育まれてきた『読解力』とは様相が異なり、これからの超スマート社会で生きるための基礎になる力。どちらも必要だが、今回は一歩進んで、インターネットを通じて得る情報の特性を踏まえ、文章を比較検討して判断することが必要だった」と分析する。

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