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» 2020年01月29日 07時00分 公開

NTT、光信号を活用した高速通信システムを大阪万博で披露 「ぶつからない自動運転」も (1/2)

NTTグループは、2025年の大阪・関西万博で、光信号を活用した次世代通信システム「IOWN」の公開を計画している。従来のように光信号を電気信号に変換する必要がないため、高速、低消費電力で通信できる。

[産経新聞]
産経新聞

 NTTグループが、2025年大阪・関西万博で、ネットワークから端末まで全ての情報処理を光信号で行う次世代通信システムの公開を計画していることが27日、分かった。従来のインターネットのように光信号を電気信号に変換する必要がなく、超高速、低消費電力で通信できる。新技術は「絶対に衝突しない自動運転」「電子空間内でコピーされた人体による健康管理」など、従来は不可能だったサービスが実現できると期待されており、「未来社会の実験場」である万博の目玉になりそうだ。

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 新システムは「IOWN(アイオン)」と呼ばれ、19年春にNTTが基盤となる技術開発に成功。秋にはソニー、米半導体大手インテルと普及に向けた国際組織の立ち上げを発表していた。NTTは日本国際博覧会協会が今月末まで受け付ける万博の事業案としてアイオンの活用を応募し、今秋に策定される基本計画への盛り込みを目指す。

 現状のインターネットは、光回線や無線ネットワーク上では高速通信が可能だが、運ばれたデータがサーバやスマートフォンなどの機器に到達すると光信号を電気信号に変換する必要があるため、遅延が起きたり消費電力が膨大になったりする問題がある。新技術を使えば、情報処理のスピードや電力の消費効率を現在の約100倍に高めることができる。アイオンは2030年ごろの実用化が見込まれている。

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