ITmedia NEWS >
ニュース
» 2020年03月05日 07時00分 公開

島津製作所、新型コロナ検査キット開発へ 診断時間6分の1に 3月中の実用化目指す

島津製作所が新型コロナウイルスへの感染の有無を判定する検査キットの開発を始めた。従来の6分の1の時間で結果が分かり、コスト削減にもつながる。3月中の実用化を目指す。

[産経新聞]
産経新聞

 島津製作所(京都市中京区)は4日、新型コロナウイルスへの感染の有無を判定する検査キットの開発を始めたと発表した。従来の検査方法で必要だった作業の一部を省略でき、検査時間の大幅な短縮やコスト削減が期待できるという。検査機関への販売を予定し、3月中の実用化を目指す。

photo 島津製作所が開発している新型コロナウイルスの検査キットについて説明する同社の四方正光さん=4日、京都市中京区の島津製作所

 現在、新型コロナウイルスの感染の有無は、喉の粘液などを採取し、その中に含まれるウイルス特有の遺伝物質を増幅して検出するPCR検査で調べている。

 同社は、食中毒の原因となるノロウイルスを検出する試薬を応用して検査キットを開発。遺伝物質の抽出作業を必要としない試薬などを使うことで、従来は最長で約6時間かかっていた結果判明までの時間を1時間程度にまで短縮できるという。

 1キットで100回使用でき、国立感染症研究所や検査機関を有する大学病院などを対象に、2〜300キットの販売を目指す。

 検査キットの開発責任者を務める四方正光さん(49)は「1日でも早く開発を進めて商品化に結び付けたい」と話している。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.