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» 2020年03月13日 07時00分 公開

コネクテッドカーから得たビッグデータで踏み間違い事故防止機能を開発 トヨタが目指す未来 (1/2)

トヨタは、高齢ドライバーに多いペダルの踏み間違い事故を防止するため、コネクテッドカーから得られたビッグデータを解析して開発した「急加速抑制機能」を2020年夏に導入する。研究の一部は他社にも公開し、安全な車作りに向けた各社の協調を促す姿勢を見せている。

[産経新聞]
産経新聞

 トヨタ自動車が、通信機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」を生かした交通事故撲滅に本格的に乗り出した。高齢ドライバーに多いペダル踏み間違い事故を防止しようと、今夏からコネクテッドカーから得られたビッグデータを解析・開発した新機能「急加速抑制機能」を導入する。道路上の障害物の情報を車両間で共有できるシステムについても、2020年度内にめどをつける見込みだ。実現すれば、コネクテッドカーが事故防止だけでなく社会課題を解決する切り札となる。

photo トヨタが開発した急加速制御機能

 「究極の目標である『交通事故死傷者ゼロ』に近づけていくなかで、効果はかなり大きいと思う」。東京都内で2月に開かれた急加速抑制機能の発表会で、トヨタ先進技術カンパニーの葛巻清吾フェローは強調した。

 新機能の特徴は、高度なセンサーを使わずに、ペダルなどの操作のみから誤った急アクセルを判断できる点だ。現在も急加速抑制機能は各社にあるが、同時にセンサーで障害物を検知した場合に限られている。

 だが実際には、死傷者の多いブレーキとアクセルの踏み間違い事故は、交差点など障害物がない場所で起きている。社会に大きな影響を与えた、19年4月の東京・池袋での高齢ドライバーによる暴走事故が典型例だ。この事故車両がトヨタの「プリウス」だったことは、社内にも少なからず影響を与えたようだ。葛巻氏は「できる範囲で検証し、踏み間違い対策として何ができるか、19年から検討に着手していた」と振り返る。

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