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» 2020年03月26日 07時00分 公開

テレビ各局、五輪延期で番組編成大幅見直し 4K8K放送やネット配信にも影響 (1/2)

東京五輪・パラリンピックの延期を受け、テレビ各局の番組編成は大幅な見直しを迫られている。五輪をきっかけに普及拡大が期待されていた4K8K放送や、各局のネット事業などにも影響を与えている。

[産経新聞]
産経新聞

 東京五輪・パラリンピックの延期が決まったことを受け、大掛かりな中継を予定していたテレビ各局は、大幅な番組編成の見直しを迫られることになった。56年ぶりの自国開催のため、2016年のリオ五輪を上回る長時間放送を計画。NHKは計1000時間規模とみられていただけに打撃は大きい。五輪を通じた普及拡大が期待されていた超高精細映像の4K、8K放送、インターネットへの同時配信も影響を免れない。

史上最大規模の放送

 日本テレビの小杉善信社長は延期決定の前日、23日の記者会見で、「もともといろいろなケースを想定してシミュレーションはやっている」と話していたが、それが現実のものとなった。

 《最高水準、最大規模の中継放送》とうたっていたNHKは2020年度の予算で、地上波、衛星波での競技中継や特設サイトの経費として264億円を計上。

 五輪では、衛星波も含めた5波で史上最大規模の放送を予定し、日本人選手が出場する全競技の放送を目指していた。パラリンピックでも全競技を初めて放映する計画で、五輪関連の放送時間は、リオ五輪の約600時間を大きく上回る見込みだった。

 在京民放キー局も今回の五輪に向け、特別な態勢を敷いた。「どこのチャンネルを見ればいいのか分からない」と視聴者が戸惑うことがないよう、大会期間中のほぼ毎日、各局が日替わりで午前9時から午後11時までの長時間放送する枠組みを構築していた。

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