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» 2020年03月30日 07時00分 公開

洗える抗菌キーボードに注目集まる 新型コロナの影響で抗ウイルス、衛生用品市場が拡大 (1/2)

新型コロナウイルスの拡大を受け、マスクだけでなく、抗菌効果をうたう建材や洗えるキーボードなどにも注目が集まっている。2月以降衛生用品メーカーには問い合わせが殺到し、他業種から参入してきた企業も業績を伸ばしている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マスクをはじめ消毒、抗ウイルスのための衛生対策商品への関心が高まる中、抗菌効果をうたったフィルムや建材、洗えるキーボードにも注目が集まっている。医学、薬学研究の盛んな大学が集まることで共同研究を進めやすく、製薬企業も集積する関西では、衛生関連企業のほかに、ものづくり企業が開発した商品も目立つ。新型コロナだけでなく、感染症の拡大防止の第一歩には衛生環境の改善が欠かせない。新しい衛生対策商品の登場に期待が高まる。

photo シリコーンゴムに覆われたキーボード。不特定多数の人がPCを使う場合、感染防止のために洗浄できる

抗菌処理機能、さまざまな場面で

 真っ白なPCのキーボードを水槽に浸し、ごしごし洗っても元通りに使えます――。

 2020年2月、医療関係者などが集まる展示会が大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれ、兵庫県三田市に本社を置くトキトレーディングのブースが注目を集めた。同社が扱う「防水抗菌キーボード」と「防水抗菌マウス」はシリコーンゴムがキーボード全体を覆っており、洗浄やアルコール消毒が可能。武弘幸子社長は「病院や高齢者福祉施設で不特定多数の人が使うPCは菌やウイルスを媒介するリスクがある。新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中、不安を抱えておられる方のお役にたてれば」と話す。

 フィルムコーティングメーカーの東京セロレーベル(京都市)のブースでは、開発中の「抗ウイルス プロテクトフィルム」を展示。フィルムに抗菌処理を施し、手すりやドアノブ、またはタッチパネルなどに貼るだけで感染対策になるような商品を開発中という。営業開発部の三原崇弘課長は「医療関係者以外からも興味を持ってもらった。秋の発売を目指したい」と話す。

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