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» 2020年03月31日 07時00分 公開

入社式は中止、新人研修はオンライン 対面の場合は少人数に分けるなど工夫を

日本郵政や大手通信事業者などが、入社式を全面中止する判断を下している。大手企業では新入社員研修も主にオンラインで行う場合がある。しかし、対面での実施が好ましいとされる研修もあり、実地で行う場合は、少人数に分けて時間をずらして実施するなど工夫が必要だ。

[産経新聞]
産経新聞

 日本郵政グループは4月1日入社予定の新入社員約4300人が参加する予定だった入社式を中止し、オンラインなどでの代替手段も講じないことを決めた。新入社員研修も例年は都内の研修センターに集め、職種ごとに一堂に会して実施していたが、2020年は地域ごとにグループ会社の支社や郵便局の会議室などに分散させて少人数で行うことになった。

photo 日本郵政の本社が入るビル(大手町プレイス)=東京都千代田区

 NTTやNTTドコモ、KDDIなどの通信大手も軒並み、入社式は中止する。各社とも原則、在宅勤務となっている一般の社員と同様に、新入社員も入社後から在宅勤務になるため「不安が大きいのではないか」(関係者)と懸念する声も漏れる。

 新入社員向けの社長のメッセージや研修講座などは自宅のPCやスマートフォンなどにオンラインで配信する。KDDIは通信関連の知識習得などの研修はオンラインだが「社会人としてのマナー研修など、対面指導の方が効果的なものについては、少人数に分けて分散開催する」(広報部)予定だという。

 ITでは楽天が4月1日開催予定の入社式を延期する。今後の実施の可能性については、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を慎重に勘案した上で検討する。新入社員は自宅でビデオ会議システムを使ってビジネス基礎やプログラミング、AI(人工知能)などを学ぶ予定で、「研修は最低でも1カ月間は遠隔での実施となる」(広報部)。

 ヤフーも入社式はオンライン配信で行う。新入社員研修では、まず4月2日以降に少人数に分かれて順番で本社にPCとiPhoneと取りに来てもらってセキュリティなどを設定し、その後は配属されるまでの研修をオンラインで行う。

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