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» 2020年04月02日 07時00分 公開

MRI検査とAIでうつ病を判定 広島大などが開発

広島大などの研究グループが、MRI検査とAIを用いたうつ病判定技術を開発したと発表した。面接でのみ診断していたこれまでの手法と比べて客観的な方法で診断でき、新しい治療法開発につながることが期待される。

[産経新聞]
産経新聞

 広島大などの研究グループは、MRI(磁気共鳴画像装置)検査と人工知能(AI)を用いてうつ病を高い精度で判断できる診断法を開発したと発表した。同大大学院医系科学研究科の岡本泰昌教授(精神神経医科学)らが記者会見し、研究結果を明らかにした。

photo 研究成果を発表する岡本泰昌教授(右)ら=広島市南区

 研究チームは、さまざまなタイプのうつ病があるなかで、3〜4割を占める中核群「メランコリア特徴を伴う」ケースに絞って、精度の高いバイオマーカーの開発を実施した。うつ病患者と健常者計約130人の脳をMRIで安静時の脳機能を抽出し、AIを活用することによって約85%もの高い精度でうつ病を診断できることに成功した。

 現代病ともいわれるうつ病は面接でしか診断できず、抗鬱薬を投与しても効果が表れるまでには時間がかかるという問題が指摘されていた。岡本教授は「うつ病は脳の機能障害。まだ一部の症状だけだが、客観的な診断法を開発したことで、新しい治療法開発につながることを期待している」と話している。

 研究成果は、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されている。

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