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» 2020年04月02日 07時00分 公開

AIが新型コロナ受診の目安を教えてくれる相談サービス、内閣府のプロジェクトで開発

内閣府のAIホスピタルプロジェクトは、AI技術を活用して、熱などの症状を基に医療機関を受診するべきかアドバイスするシステムを開発した。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、内閣府のAI(人工知能)ホスピタルプロジェクトでは、AIがスマートフォンで受診の目安を音声でアドバイスするシステムを開発し、無料のサービスを始めた。担当者は「医療機関を受診する前にAIなら気楽に相談できる」と利用を呼び掛けている。

photo スマホ上で、AIの助言を聞くことができる

 利用者はスマホからQRコードにアクセス。手順は「新型コロナウイルス感染を心配されているあなたに簡単な質問をします」という画面が現れたら、AI(男性)の顔にタッチ。すると、音声ガイドを選択できる。症状について、「風邪の症状や37.5度以上の発熱」か「強いだるさや息苦しさ」、または両方の症状が4日以上続いている項目を選択すると、帰国者・接触者相談センターへの電話などが勧められる。

photo QRコード AIが受診の目安

 該当の症状がない場合でも、「心配なら、かかりつけ医などに電話で相談するように」という音声が流れる。

 このシステムを主導したのは、AIホスピタルプロジェクトの中村祐輔ディレクター=写真=だ。

photo 中村祐輔氏

 中村氏は「相手がAIだと気楽に応対でき、家族などよりも冷静に耳を傾けられるかもしれない」とAIによる相談の利点を指摘。そのうえで、「AIの助言に従い、感染の可能性が高いと判明した場合、適切な検査や治療を受けるとともに、医療機関などで高齢者らにうつさない行動をとってほしい」としている。

 この相談補助システムは、国立研究開発法人「医薬基盤・健康・栄養研究所」のWebサイトからもアクセスできる。

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