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» 2020年04月10日 07時00分 公開

ライブはネット移行で“3密”回避 投げ銭システムやアイドルとの会話サービスなど好評 (1/2)

新型コロナウイルス感染症の影響で、ライブハウスは事実上使えなくなっているが、ライブをインターネット空間で行う動きも出てきている。ステージへ「投げ銭」ができるシステムやアイドルと会話できるサービスなどが好評で、関係者は「定着すればアーティストの安定収入につながる」と話す。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルス感染防止のため、事実上使えなくなったライブハウスの客席を、インターネット空間に移す動きが出てきた。ステージへの「投げ銭」ができるシステムを導入したり、客数の制限で出演者との距離を縮めたりする工夫もあり、チケットの売れ行きは上々という。ウイルス感染拡大が収まったあと、新しい公演スタイルとして定着する可能性もある。(粂博之)

photo ライブハウスでの演奏を配信するバンド「とけた電球」のメンバー=3月29日、東京都内(THECOO提供)

 「画面越しでもライブハウスの熱さとか楽しさが伝わってきた」「配信ライブしてくれたことに感謝」

 3月29日夜、ロックバンド「とけた電球」の配信画面に次々とファンの投稿が表示された。THECOO(ザクー、東京)が運営するライブ配信サービス「fanistream」(ファニストリーム)だ。東京都内のライブハウスの無観客ステージに立ったメンバーは、リアルタイムで流れるコメントを見ながら演奏を続け、曲の合間には話しかけた。

 ファンはスマートフォンアプリを通じてチケットを購入すれば、指定の時間にライブ配信を受けられる仕組み。チケットは250円から1万円の間で出演者側が設定する。ファンは、事前に「スタンプ」を購入しておいて、コメントに添えれば出演者への投げ銭になる。

 実際のライブハウスと違って入場者数に制限がなく、全国どこからでもライブを体験できるのが特長だ。会場で販売しているアーティストのグッズも、アプリを通じて買える。

 ザクーでは、これまでに10公演以上をライブ配信し、いずれも客入りは好調という。同社は「定着すればアーティストの安定収入につながる」と期待する。同社が受け取るシステム手数料は4月中は無料とし、出演者の負担は主にライブハウス利用料となる。

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