ITmedia NEWS >
ニュース
» 2020年04月13日 07時00分 公開

音楽ライブ配信の“投げ銭”に注目 新型コロナでミュージシャンが動画配信へ (1/2)

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ライブの自粛が続いている音楽業界で、インターネットのライブ配信を行う取り組みが始まっている。集客や課金が課題になる中、注目されているのは「投げ銭」という仕組みだ。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ミュージシャンらがインターネットでのライブ配信に取り組み始めた。その動きは大物だけではなく、インディーズバンドや声楽家らにも拡大。集客や課金が課題になる中、注目されているのが、課金アイテムを購入する「投げ銭」だ。動画配信アプリの業界は活気づいており、ライブ会場の運営サイドも配信のための設備投資に力を入れ始めた。

photo アイドルラブチャンネルのライブ=2019年11月、東京都内(アイドルラブチャンネル提供)

知らない人も閲覧

 東京、大阪を中心に活動する“美中年アイドロックバンド”の「アイドルラブチャンネル」は3月28日、結成10周年にして初めて無観客のライブ配信を実施した。もともと観客を入れてのライブを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客に切り替えた。

 会場は東京・大塚のライブハウス。ストリーミング配信アプリの「SHOWROOM」を通じ、午後5時半〜8時半の3時間、他の出演者と合わせて4組でライブを行った。ライブ中には、できるだけカメラに近寄るなど閲覧者を飽きさせないよう工夫。閲覧者は計2308人だった。

 運送会社経営者でアイドルラブチャンネルのボーカル、ヒロニャンさん(45)は「1500人を目標にしていたので、予想を上回りうれしい。知らない人たちも見られるのが、配信アプリの魅力だ」と語る。

 SHOWROOMでは「ギフト」という課金アイテムを購入することで、閲覧者は出演者に「投げ銭」ができる。今回のライブで投げ銭をしたのは30人程度で計約11万円だった。

 SHOWROOMの手数料やホール使用料などを差し引くと赤字。通常は4〜5万円の実入りがある。それでもアイドルラブチャンネルは今後、カメラの台数を増やしライブ配信を行う予定で、「より本格的にやっていきたい」と話す。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.