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» 2020年04月16日 07時00分 公開

テレワーク推奨から1カ月超、見えた課題 「会議で声がかぶる」「そもそもできない」 (1/2)

新型コロナウイルスの感染対策で在宅勤務が推奨され始めてから1カ月以上が経過し、「会議で声がかぶって発言しにくい」「業務内容がテレワークに向いていない」などの課題が見え始めている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染対策で、政府などが在宅勤務の推奨が始まってから1カ月以上が経過し、在宅勤務などのテレワークをする上での課題も見え始めている。対面とは異なるコミュニケーションへの対応や、社員教育などで、もともとテレワークに向かないとされる業界からは戸惑いの声も聞こえる。準備が不十分だったことで生じている課題も多い。現場の声を拾った。

photo テレワークでは課題も指摘され始めている

 「業務の効率化や、通勤時間を有効活用できるなどメリットも多いが、やはり課題も見えてきた」

 広告大手の電通の担当者はそう語る。同社は2月25日に男性従業員の感染が確認された翌日から、東京都港区の本社ビルで働く全従業員約5000人を対象に在宅勤務を始めており、現在も原則在宅勤務を継続中だ。

 ただ、Web会議などは数人ならいいが、10人を超えると発言者の声が重なって聞き取りにくく、アイデア出しなど、自由な発言が重要な会議では不向きだと感じているという。請求書の処理や、IT機器のメンテナンスなど社内でしかできない業務もあるといい、上司の許可を得た上で、出社するケースもある。

 テレワークは多様な人材の活用や地方での雇用機会の創出、業務の効率化を通じた生産性の向上など、さまざまなメリットがあるとされる。ただ、今回のように全社的な在宅勤務が長期間に及ぶような事態はあまり想定されていない。

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