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» 2020年04月20日 07時00分 公開

婚活業界はオンライン化に活路 新型コロナでお見合い会場がPCに

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、婚活業界ではサービスの利用者減が深刻になっている。感染リスクを抑えながら婚活ができる環境の整備を行うため、登録作業やお見合いのオンライン化が進んでいる。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大は、男女の出会いを後押しする取り組みにも変化を生んでいる。政府が「人と人との接触」を8割減らす目標を掲げる中、婚活イベントなどが次々と延期や中止になり、自宅で臨むことができる「オンラインお見合い」を模索する動きも出てきた。

 埼玉県が2018年8月に始めた結婚支援事業「SAITAMA出会いサポートセンター」(恋たま)には約3500人が会員登録し、結婚にこぎ着けたカップルは41組を数える。

 順調な会員数の伸びに影を落としているのが今回の感染拡大だ。3月の新規会員登録者数は前月のほぼ半分の98人に落ち込んだ。

 担当者によると、「感染が怖い」と事前に予定していたお見合いを辞退したり、「感染がいつ収束するのか分からないので休会したい」と申し出たりする会員も出始めた。お見合いの場として利用される喫茶店などが休業に入ったことも影響しているそうだ。

 「対面での食事を避ける」「人と話すときは距離を置く」といった感染拡大防止策が呼び掛けられている最中だけに、婚活から足が遠のくのも無理はない。

 そこで注目されているのがオンラインによる出会いの場だ。県は17日、ビデオ会議システムを活用した「恋たま」の新規会員登録受け付けなどを開始すると発表した。会員と県の担当者の間でのやりとりに限られるが、将来的には、会員同士が自宅でPCなどを通じて臨む「オンラインお見合い」を始めることも検討するという。

 県少子政策課の担当者は「一般的に、『危機』が生じた後は結婚への意欲が高まるといわれている。こうした需要に応じるべく、オンラインの取り組みを強化していきたい」と話している。

(竹之内秀介)

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