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» 2020年04月24日 07時00分 公開

医療福祉大でオンライン授業スタート 実習や実験は困難、資格取得に影響か

国際医療福祉大がオンライン授業をスタートした。学生はライブ配信された講義を受ける。同様の試みは県内の各大学に広がっているが、実習や実験が困難という課題を抱えている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際医療福祉大大田原キャンパス(栃木県大田原市北金丸)で22日、インターネットを利用した「オンライン授業」がスタートした。学生はPCやタブレットの画面を通じてライブ配信された講義を受ける。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、同様の試みは県内の各大学に広がっているが、実習や実験が困難という課題を抱えている。

photo 新入生のオリエンテーションもオンラインで行われた=大田原市北金丸の国際医療福祉大大田原キャンパス

 オンライン授業は同キャンパスの3学部8学科全てで実施。学生はテレビ会議システム「Zoom」のサイトにアクセスし、中継される講義をリアルタイムで受講できる。録画機能を備えていて、復習が可能。授業の資料は事前にダウンロードする。

 ただ、現場が必要になる実習や実験に影響が出ている。同キャンパスでは、政府の緊急事態宣言対象地域の拡大を受け、18日から学生の立ち入りを禁じている。このため、臨床実習を見合わせ、今後の感染状況などに応じて実施を検討する。20日に行われた新入生のオリエンテーションもオンラインで実施した。

 オンライン授業の準備を進めてきた同キャンパス教務委員長の谷口敬道教授(作業療法学科長)は、「新入生ら学生の不安をいかに解消できるかが課題。教員も学生がいない所での講義は初めてで戸惑いもあるが、不安を解消できるよう学生と教員が一緒になってオンラインでの授業を作り上げていきたい」と話した。

 県内では宇都宮大や作新学院大女子短大部が、今週に入りオンラインで前期の授業を開始。同様に実習や実験が困難という課題を抱えており、学生の資格取得などに影響が出る可能性がある。(伊沢利幸、写真も)

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