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» 2020年04月28日 07時00分 公開

岡江久美子の息子を名乗るYouTuberたち 弁護士「名誉毀損罪にあたる可能性」

新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった岡江久美子さんの息子を名乗るYouTuberが相次いで登場した。弁護士はこの行動について「名誉棄損罪に当たる可能性も高い」と指摘している。

[ZAKZAK]
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 岡江久美子の息子です――。岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった後、動画投稿サイトには無関係なのに「息子」を名乗る不謹慎な動画の投稿が相次いだ。コメント欄には非難する声が殺到しているが、法的な問題はないのか。

photo 岡江久美子さん

 「この度、母が新型コロナウイルスによって亡くなられました。家族の私の方から皆さまにお伝えできればと思い、動画をアップさせていただきました」

 岡江さんに息子はいないが、息子を名乗って岡江さんの訃報を伝えるという不謹慎な動画はYouTube内で複数確認できる。中には鼻をすすり、言葉を詰まらせ涙ぐむ様子の動画もあった。

 コメント欄には「人として最低」「人の死をネタにするとか本当にクズ」など批判が殺到している。ただ興味本位からか、一部の動画は25日朝の時点で再生回数が20万回を超えている。

 YouTubeは再生回数の多さが広告収入にもつながるといわれるが、投稿者の目的についてITジャーナリストの三上洋氏は「1本の動画では収益にはつながらず、チャンネル登録数を増やすことに意味がある。ただ彼らは目立ったり、人々をからかう目的で動画を投稿しているのではないか」とみる。

 有名人の訃報や事件の際に、親族や関係者をかたる動画はたびたび投稿されている。3月に志村けんさんが死去した後には、Twitterに「加藤茶」を名乗るアカウントが出現するなど、著名人や関係者のなりすましは後を絶たない。

 弁護士の高橋裕樹氏は「名誉毀損(きそん)罪にあたる可能性は十分にある。社会的イメージを悪化させることにつながるため損害賠償を請求することも十分できる。遺族への冒涜(ぼうとく)として数十万円程度の慰謝料を請求できる可能性があり、また隠し子や不倫を疑わせるのであれば、慰謝料の増額が十分にあり得る」と指摘した。

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