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» 2020年05月19日 07時00分 公開

父親「ふびんでならない」──オンライン授業で格差拡大に懸念 授業の同時双方向配信には困難も (1/2)

新型コロナウイルスの感染拡大による休校が続く大阪府立高などの府立学校について、吉村洋文知事はオンライン授業を行う体制を6月末までに整備すると表明した。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大による休校が続く大阪府立高などの府立学校について、吉村洋文知事はオンライン授業を行う体制を6月末までに整備すると表明した。1人1台の端末配備を1カ月あまりで完了するのは困難なため、生徒自身のスマートフォンや自宅のパソコンなどを活用する。機器がない家庭には貸し出す予定で、府は急ピッチで準備を進めている。(木ノ下めぐみ)

photo 授業動画の撮影を行う大阪府立高津高校の教員(大阪市天王寺区)

第2波に備え

 「一刻も早くオンライン授業を開始してほしい。規則正しい生活もできるのでは」。大阪府立高に長男(15)が今年、入学した箕面市の父親(58)は期待を込める。

 長男が中学時代の友人と公園でキャッチボールしていても、私立高に通う友人は「オンライン授業があるから」と早々と帰っていく。「ふびんでならない」と父親はため息をつく。

 府内では感染拡大が落ち着きつつあり、6月から休校を解除できる可能性もあるが、懸念されるのが「第2波」の到来で再び休校措置を取らざるを得なくなる事態だ。教師や生徒から感染者が出た場合、学年閉鎖や学級閉鎖となる可能性もある。

 吉村知事が5日に表明したのを受け、府教育庁は13日、通信制や一部の支援学校を除く府立学校159校で生徒らのインターネット環境の調査を開始した。「環境がない家庭も一定数ありそう」(府教育庁担当者)といい、こうした家庭には各校が保有するパソコンやタブレットなどの端末と、インターネット接続に必要なモバイルルーターを貸与する。だが、ルーターはテレワーク需要などで品薄となっており、今後、公募で調達する予定だ。

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