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» 2020年05月29日 07時00分 公開

シャープ、スマート家電アプリとガス機器を連携 マスク販売で起きた“不具合”は解消

シャープの子会社は、シャープのスマート家電を遠隔操作できるスマートフォンアプリで、大阪ガスなどのガス機器も操作できるようにした。マスク販売時、アクセス集中によって起きたスマート家電が操作できなくなる問題は、システムを分離して解消した。

[産経新聞]
産経新聞

 シャープの子会社「AIoTクラウド」(東京)は28日、シャープのIoT家電を遠隔操作することができるスマートフォンアプリ「COCORO HOME」で、大阪ガスなどのガス機器との連携を始めたと発表した。シャープのアプリと他社機器との連携は今回が初めて。

photo ガス給湯器などとの連携を始めたシャープのスマートフォンアプリ「COCORO HOME」の操作画面(同社提供)

 一方、シャープでは、4月に同社のECサイトでマスクを発売した際、アクセスが集中した影響で、一時的にIoT家電を操作するためのログイン認証ができなくなる状況が発生したが、同社広報は「ECサイトとアプリのログイン認証ページを分け、影響を受けないよう改善した」と説明している。

 今回、連携を始めるのは大阪ガスとノーリツ、リンナイのガス給湯器や家庭用燃料電池計117機種。無線LANに接続していればシャープのアプリからも遠隔操作することができ、帰宅時間に合わせて風呂の湯はりやエアコンの起動などを一括で行う機能もある。

 シャープはIoT家電と連携するプラットフォーム事業を強化するため、2019年10月に事業部門を分社化してAIoTクラウドを設立。家電などの利用状況のデータを収集・分析し、利用者に適したサービスや情報を提案したり、他社に提供して収益化したりするビジネスモデルの構築を進めている。

 2019年10月からはKDDI、セコムと提携し、各社のスマホアプリで、家電の利用状況から家族の在宅などを確認できる見守りサービスをはじめ、今回は新たに関西電力とも提携した。提携企業は現在計11社で、20年度中に50社を目指す。

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