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» 2020年06月18日 07時00分 公開

コロナ禍で注目急上昇のZoom、ビデオ会議の定着なるか 日本担当幹部インタビュー

ビデオ会議ツール「Zoom」は新型コロナ禍でユーザーが急増。ズームジャパンのカントリーゼネラルマネージャー・佐賀文宣は、ビデオ会議が社会に定着する可能性について「感触はある」と答えた。今後は無料利用者にも分かりやすいようツールの改善を重ねていくという。

[SankeiBiz]
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 ズームジャパン カントリーゼネラルマネージャー・佐賀文宣さんに聞く

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 ――コロナウイルス感染拡大で一気に利用者が増えた

 「グローバルのアクセス状況が1月に1700万人、2月に2億人、3月には3億人に急拡大した。日本でも利用者は1月から4月にかけて20倍になった。爆発的に増えているのが、個人の無料利用者だ。教育現場などからのアクセスは20倍以上になっている」

 ――急拡大への対応は

 「サーバを順次増強している。東京にもサーバがある。無料利用者は米国のサーバにつながっている。爆発的に増えている分は米国のリソースを、法人向けなどに日本の設備も増強し、つながりにくいなどの影響は出ていない。営業体制の拡充はこれからの課題だ」

 ――テレビ会議に第三者が侵入するなどのセキュリティ面で問題があった

 「ITに不慣れな利用者がパスワードをかけなかったために侵入されたケースがあった。待機室の機能を使って参加者を選定すれば、会議に乱入されてしまうことはない。ただ、われわれにももっとできることがある。無料利用者にも分かりやすいように改善を重ねていく」

 ――通信の一部は中国のサーバを経由していた

 「中国のデータセンターの設定に人為的な間違いがあり、第2サーバとして中国が選ばれる可能性があった。すぐに修正し物理的に経由されないようにした」

 ――テレビ会議システムは定着するか

 「感触はある。顧客企業の役員から、『接待もZoomでやりましょう』と誘われたことも。塾や家庭教師もZoomを利用している。保守修繕の現場で熟練者がZoomでアドバイスしたり、ショールームでもZoom越しに説明するなどオフィス以外にも成功している。テレワークで社員が孤独になるので、社員向けヨガ教室など、いろんなコミュニケーション方法としても活用されている」

【プロフィール】佐賀文宣

 さが・ふみのり 北海道大大学院修了。1992年日本アイ・ビー・エムに入社し、開発エンジニア、2006年シスコシステムズ合同会社などを経て、19年からズームジャパン。札幌市出身。

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