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» 2020年06月23日 07時00分 公開

コロナ禍の都知事選 Web会議にSNS……「3密」回避で集票模索 (1/2)

新型コロナウイルス感染が続く中、東京都知事選が幕を開けた。候補者の各陣営とも「3密」回避のため、Web会議ツールやSNSなどのデジタルツールを活用した選挙活動を行っているが、「手応えが得にくい」と困惑の声も上がっている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルス感染が続く中で幕を開けた東京都知事選は、候補者の各陣営とも「3密」回避に手探りの戦いを強いられている。デジタルツールに力点を置いた新たな集票戦略では、有権者と積極的に触れ合う従来のスタイルから変更を迫られ、困惑の声も上がる。7月5日の投開票に向けて、候補者たちは感染状況を注視しながら支持獲得に奔走している。

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テレビ会議で意見交換

 19日午後、JR渋谷駅前のスクランブル交差点。候補者の一人は演説を終えると、20人ほどの聴衆との間で肘同士を触れ合わせた。

 「肘タッチ」と呼ばれる動きは欧米などで握手代わりに推奨されており、候補者は口元に飛沫(ひまつ)を防ぐ透明のマウスシールドも着用した上で積極的に有権者と交流していく考えだという。

 感染予防と支持アピールのさじ加減は陣営によって異なり、別の候補者は「こちらからは握手をお願いしない」と決めている。

 一方、「3密」回避策として注目されるのが、デジタルツールを活用した選挙活動のオンライン化だ。

 ある候補者の街頭演説は支持者らの密集を避けるため場所を告知せず、インターネットで中継。これまで会場を借りて支持者と意見交換していた集まりも、テレビ会議アプリでオンライン上に設けるようにした。

 陣営幹部は「オンライン化は選挙活動全体の3分の1ほど。有権者にはネット利用者も多いので、関心を高めるいい機会になる」と前向きに受け止める。

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