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» 2020年06月23日 07時00分 公開

コロナ禍の都知事選 Web会議にSNS……「3密」回避で集票模索 (2/2)

[産経新聞]
産経新聞
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将来の試金石に

 ただ、オンラインの比重が増した戦略が集票にどう影響するかは見通せない。

 SNS(会員制交流サイト)などによるアピールを中心に据えた候補者の陣営では、都内全ての62区市町村向けに内容の異なる動画の配信を検討している。しかし、陣営幹部は「手応えが得にくい」と有権者との距離感を測りかねている。

 遊説先で有権者と1人ずつ握手を交わし、肩を組んで記念撮影をする――。こうした「ドブ板」とも呼ばれる手法は、情勢の手応えをつかむ機会の一つとなってきた。過去の選挙で支援者との触れ合いに時間を割いてきた候補者の一人は不安そうに語る。

 「今回はその部分が減って正直なところ、楽になった。だが、果たして本当にいいことなのかどうか……」

 都知事選は今後の選挙戦の在り方を占う試金石ともなり得る。選挙プランナーの野沢高一氏は「街頭演説や個人演説会などこれまで当然のようになされてきた選挙活動が縮小する中で、オンライン化による集票効果が認められれば、今後の選挙手法は見直しを迫られることになるだろう」と話した。

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