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» 2020年07月03日 07時00分 公開

日本三大祭りの「天神祭」、非公開神事も解説付きでライブ配信へ (1/3)

日本三大祭りの一つ、「天神祭」を行う大阪天満宮が「本宮祭」をライブ配信する。これまで一般公開されてこなかった神事も解説付きで史上初めて中継する。新型コロナの影響で中止となる祭祀も多い中、「祭り本来の意義を知ってもらえるチャンス」と期待の声もある。

[産経新聞]
産経新聞

 日本三大祭りの一つ、天神祭を行う大阪天満宮(大阪市北区)が、25日に本殿内で予定している「本宮祭」をライブ配信することが2日、分かった。これまで一般公開されてこなかった神事の全てを中継するのは1000年以上の歴史で初めて。2020年の天神祭は新型コロナウイルスの影響で、奉納花火や大川を100隻近い船で渡る船渡御(とぎょ)などの華やかな行事が中止に。しかしライブ配信では、神事を神職の解説も加えながら中継する予定で、「祭り本来の意義を知ってもらえるチャンス」と捉える。コロナ後の新しい神事の在り方を模索している。(北村博子)

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リモートで祈願

 ライブ配信は動画投稿サイト「YouTube」で行う。2台の固定カメラと1台の移動カメラを本殿に入れ、25日午後2時から約1時間にわたる神事を中継する。

 配信する本宮祭は天神祭の中核の神事。関係者が参列する中、寺井種治宮司を含む9人の神職が執り行う。本殿の一番奥にある同宮の御祭神・菅原道真公の御神体を納める場所につながる「御扉」を開け、御簾を上げる様子もライブで伝える。御神体は見えないが、神聖な景色を画面上で拝むことができるという。

 神事の中心に位置付けられる宮司の祝詞奏上では、20年は特別に「コロナウイルス退散」の祈りを込めるといい、視聴者も家にいながらリモートで祈願ができる。4人のみこによる神楽舞なども配信する。

 中継にあたって、別室に控える司会進行役の神職が撮影画面をチェックしながら、神事の流れや内容を一つ一つ解説していくといい、現在、台本作りやリハーサルの準備を進めている。

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