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» 2020年07月09日 07時00分 公開

テレワークという機会を、自分の力量を認識し冷静に評価するきっかけに (1/2)

緊急事態宣言が解除されてもテレワークが続いている。社歴や年齢よりも自分自身の知恵や経験が業務に役立つかどうかが重要になる場面もある。テレワークをきっかけに、自分の力量を認識し、冷静に評価するのもいいだろう。

[ZAKZAK]
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 緊急事態宣言が解除されても、新型コロナウイルスとの共存を図りながら、経済活動をできるだけ元のレベルに近づけていく試行錯誤が、現在進行中だ。

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 私たちがこの3カ月の間、経験してきた「在宅勤務などのテレワーク」も、その一つだ。40年前に社会人になった筆者も、まさか「会社に行かずとも」仕事ができる日が来るとは考えたこともなかった。60歳を過ぎて“貴重な体験”をさせてもらったと思っている。

 パソナグループの日本CHO協会(東京都千代田区、南部康之代表)が、2020年5月に行った「新型コロナウイルスの影響と働き方に関する緊急アンケート」の結果が興味深い。

 ウイルスの感染拡大対策として行った「自社の勤務形態の見直し」のうち、「在宅勤務などのテレワーク」について聞いてみたところ、なんと97%が「導入した」と回答している。さらに、「今回初めて導入した」のは4分の1にとどまり、多くの企業では、何らかのカタチで「既に導入(経験)済」だったという(同協会Webサイトより)。

 やむにやまれぬ事情で、どちらかといえば強制的に始まった「テレワーク」だというイメージを抱いていたが、世の中はここまで進んでいたのだ……と感じた。

 このテレワークの「常態化」の影響は、前回お伝えしたように「ITリテラシー」が必須になるといった単純なことだけではない。「仕事」における「会社の存在」が希薄になる。仕事をする場所は、必ずしも会社である必要がなくなるからだ。

 それとともに、「会社という空間」だから存在した人間関係、つまり「上司と部下」「先輩と後輩」「若手と年配」などのリアルな関係は、「在宅という空間」には存在しない。私たち中高年社員にとっては、先輩風を吹かす場所がなくなることを意味する。

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