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» 2020年07月17日 07時00分 公開

「新たな日常」におけるオンラインスポーツの可能性

新型コロナウイルスの影響で、スポーツ観戦や大会への参加ができない状況が続いている。日本や世界では、スマートフォンアプリなどを活用して「3密」を避けながらトライアスロンやマラソンの大会を実施する試みが進んでいる。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスのまん延により、4月16日に緊急事態宣言が全国に拡大され、外出やイベントなどの自粛が求められる中、「みる」スポーツであるプロスポーツの無観客開催や延期および中止、「する」スポーツである各地のスポーツイベントやインターハイ、国体などが中止になり、国民がスポーツに触れる機会が減少しています。

photo 大会組織委員会の木下博夫事務総長

 このような状況下において、国民生活のいろいろな分野においてウィズコロナを意識した新たな取り組みが行われ、スポーツの世界においても、スマートフォンなどを活用したオンラインによる大会が世界的に開催されています。

 例えば、4月4日のトライアスロンの世界大会では、ラン5km→自転車90km→ラン21kmのデュアスロンを自宅などでスマートフォンアプリを使用して行うバーチャルレースが行われ、世界中から1万1000人以上の選手が参加しました。

 また、3月に開催された名古屋ウィメンズマラソンでは、一般の部が中止となったため、代わりに名古屋ウィメンズ・オンラインマラソン2020に変更し、2万1135人が完走しました。

 当組織委員会でも、オンラインで参加できるスポーツ大会「いまこそ、みんなでDoスポーツプロジェクト」(#Doスポ)を立ち上げ、第1弾として、アールビーズスポーツ財団と連携した「TATTA連休ラン」を7月23日から26日まで実施します。これは、スマートフォンなどでGPSトレーニングアプリ「TATTA」を活用し、走るコースや場所を自分で自由に設定した上で、期間中に3km、5km、10km/ハーフマラソン/フルマラソン/ライド――の中から選択した距離を走り、アプリでタイムを計測してランキング形式で競う企画で、7月9日から参加者募集を開始しています。

 この取り組みのメリットとして、3密状態を回避し、早朝の涼しい時間帯や天気の良い日など自分の好きな時に走ることができる、1人で走っても全国のランニング愛好者と競うことができる――などが挙げられ、安全・安心に実施することができます。

 5月25日に緊急事態宣言が解除されたものの、スポーツや運動の実施に不安を持っている方も多いと思います。しかしながら、外出自粛や在宅勤務による運動不足で引き起こされる体重増加や生活習慣病の発症・悪化、体力・筋力の低下、腰痛・肩こりといった健康2次被害を防ぐためにも体を動かすことが必要不可欠です。この機会に新しい生活様式に適したオンラインスポーツ大会に目を向けるとともに、ワールドマスターズゲームズ2021関西は、コロナ対策に徹底して取り組み、安心・安全な大会づくりを目指していきます。

(組織委員会事務総長 木下博夫)

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